中華人民共和国税関総署より空路にて中国出入国する場合、全ての旅客に対して税関申告書の記入・提出を義務付けるとの通知がありました。中国の入出国管理が非常に厳しくなることも予想され、申告漏れ等によるトラブルのないよう注意しましょう。
概要を以下に記します。(詳細は関係HPを参照願います。)
【開始日】
・2005年7月1日から
【中国出国時】
・チェックインカウンターエリアに入る手前、空港保安員がチケットとパスポートをチェックするエリアに、青色の税関申告書が並べられ、そこで記入・提出となる予定。
★中国から出国する場合、以下は申告が必要
・再度中国に持ち帰り、単価が人民元5000元を超えるカメラ、ビデオ、ノートパソコンなどの物品
・人民元20,000元もしくは5,000USドル相当を超える外貨現金
・金銀などの貴金属
・文物、絶滅の危機にある動植物及びその製品、動植物の種など
・無線機器、通信機密機器所持
・中国の持ち出し禁止または制限物品
・貨物、サンプル、広告品
【中国入国時】
・入国手続きを済ませ、荷物を受け取った後、出口手前にオレンジ色の税関申告書が並べられ、そこで記入・提出となる予定。
・税関申告書サンプルを添付ファイルにて送付いたしますのでご参照ください。
・添付は中国語ですが、英語版もあり、外国人、中国人にかかわらず、どちらを使用してもよいとのことです。
★中国に入国する場合、以下は申告が必要
・中国国民のみ記入:中国国外で購入した人民元5000元を超える物品
・中国に移住しない旅客:人民元2,000元相当を超える品物の持ち込み
・アルコール飲料(アルコール度数12度以上)1,500ml以上、タバコ400本(2カートン)葉巻100本以上、刻みタバコ500g以上
・20,000元以上の現金、あるいは5,000 U$ドル相当以上の外貨現金
・動植物およびその製品、微生物、生物製品、人体組織や血液およびその製品
・ラジオ送受信機、通信機密機器
・中華人民共和国が国外持出しを禁止または制限する物品
・分解した輸送荷物
・貨物、サンプル、広告品
・税関申告書類に関する問い合わせは、税関が設けている下記窓口にて確認できることになっています。(北京)
■税関申告書に関する問い合わせ窓口
010-6457-0108 (中国語)