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初時雨 猿も小蓑を ほしげなり/松尾芭蕉

————— 2016-12-11 —————
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木に子 23:19
1211(日)中学受験俳句冬篇No.11
初時雨 猿も小蓑を ほしげなり
【作者】松尾芭蕉
【季/季語】冬/初時雨
【説明】山中で時雨が降ってきた。冷たい時雨にぬれる猿のすがたは、小さい蓑をほしがっているようだ。「小蓑」は、今で言うかっぱのこと。
【発音】初(はつ)時雨(しぐれ)/猿(さる)も小蓑(こみの)を/ほしげなり
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Zheng Ju 0:11
中学受験俳句冬篇No.11
初時雨 猿も小蓑を ほしげなり

入冬初逢雨 猴子也羡慕蓑衣 树下干着急

高明黎 0:49
中学受験俳句冬篇No.11
初時雨 猿も小蓑を ほしげなり

初冬雨 毛湿猴叫苦 欲蓑褛

木に子 0:57
寂(さび)しい山中の道をたどっていると、この冬初めての時雨(しぐれ)が降ってきた。ふと樹上を見ると、猿がぽつんと雨に濡(ぬ)れそぼっている。寂しい思いで旅をしている私は、そのしょんぼりとした猿の姿に哀れを誘われ、猿もきっとこの雨に困って、小さな蓑(みの)を欲しがっているのだろうよ、と思ったことだった。

寂しい山中で遭(あ)った生き物への懐かしさや親愛感が伝わり、また、猿の悲しい境遇、哀(あわ)れさを芭蕉自身の姿に重ね合わせて詠んでいる。(冬・初句切れ)

※初時雨(はつしぐれ)… 冬になって初めて降る時雨。冬の季語。
※初時雨… 初時雨であることだ、という詠嘆を表している。
※時雨(しぐれ)… 晩秋から初冬にかけて、ぱらぱらと降ったりやんだりする雨。冬の季語。テスト頻出。
※小蓑(こみの)… 藁(わら)・かや・すげ・しゅろなどで編んで作った、肩から羽織る雨具が「蓑(みの)」だが、これを羽織るのが猿と見立てているため、「小」を付けてある。
※ほしげなり… 欲しそうにしている様子だ。

※元禄二年(1689年)冬、芭蕉46歳の時の作。芭蕉が「おくのほそ道」の旅を終えた後、伊勢(いせ:伊勢神宮)の遷宮(せんぐう)を拝み、故郷である伊賀(現三重県中西部)へ帰る山中での吟。

※伊勢の遷宮… 伊勢神宮で二十年ごとに本殿を改築し、神霊を移す儀式。次回は第62回目、平成25年に行われる。

[表情]季語と季節の特定、鑑賞や主題など、この作品に関する問題が教材やテストでよく出題されるので注意しよう。
※「猿蓑(さるみの)」所収。
※この句については別の解釈がある。
・寂(さび)しい山中の道をたどっていると、この冬初めての時雨(しぐれ)が降ってきた。冷たい雨ではあるが、もうこの季節初めての時雨に遭(あ)ったのかと思うと、妙に気持ちが高ぶってくる。樹上にいて雨に濡(ぬ)れそぼっているお猿さんよ、お前も小さな蓑を着て、この初時雨の風情を楽しみたいのかいと、何とはなしに弾(はず)んだ気持ちで猿に呼びかけたことだった。

初句「初時雨」にある「初」に読めるのは、その年初めての時雨に遭(あ)った芭蕉の軽い興奮、また、その風情を楽しみたいという弾んだ気持ちであるとし、単なる猿への同情心からではなく「お猿さんよ、お前も小蓑をつけてこの初時雨の風情を楽しみたいのかい」と呼びかけているとするとらえ方である。

[表情]季語と季節の特定、鑑賞や主題など、この作品に関する問題が教材やテストでよく出題されるので注意しよう。

[表情]蓑(みの)
※初句で切れ、また、結句にも詠嘆が込められているので、本来は二段切れ。
※二段切れ… [表情]一句に切れ字を二つ用いたり、[表情]名詞による切れ目を作ることで感動の焦点が二か所に分散、互いに相殺されることで作品として失敗する場合が多いので嫌われる。しかし、名詞による切れ目は俳句では一般に用いられているので、これを敢えて二段切れと呼ぶ意味合いは薄れている。どちらに強い詠嘆を込めるかは作者の感覚によるところが大きい。

例:
[表情]松籟(しょうらい)や ・ 百日の夏来たりけり(中村草田男)
[表情]赤とんぼ ・ 筑波に雲もなかりけり(正岡子規)

※松尾芭蕉(まつおばしょう)… 江戸前期の俳人。伊賀上野の人。江戸深川の芭蕉庵に移った頃から独自の蕉風(しょうふう)を開拓。各地への旅を通じて、不易流行(ふえきりゅうこう)の思想を形成し、俳諧を文芸的に高めた。「おくのほそ道」「野ざらし紀行」「更級日記」「笈の小文」など。元禄七年(1694年)十月十二日(新暦11月28日)没。享年51。

・蕉風(しょうふう)… 松尾芭蕉およびその門流の信奉する俳風。美的理念としては、幽玄、閑寂を重んじ、さび・しおり・細み・軽みを尊ぶ。

・不易流行(ふえきりゅうこう)… 蕉風俳諧の理念の一つ。俳諧には不易(時代を超えて変わらないこと)の句と流行の句とがあるが、流行の句も時代を超えて人々に訴えればそれは不易の句であり、ともに俳諧の本質を究めることから生じ、根本は一つであるという論。

※「おくのほそ道」… 松尾芭蕉の俳文紀行。元禄二年(1689年)3月末江戸を出発し、東北・北陸を巡り美濃大垣(岐阜県)に至る約150日間、およそ六百里(約2400㎞)の旅日記。洗練された俳文・俳句は芭蕉芸術の至境を示している。元禄七年(1694年)頃成立。元禄十五年(1702年)刊。芭蕉自身は「奥の細道」ではなく「おくのほそ道」という表記を好んで用いていた。原文の題名もこの表記となっている。

小草 6:11
柳宗元の诗を思い出す:

千 山 鳥 飛 絶
万 径 人 蹤 滅
孤 舟 蓑 笠 翁
独 釣 寒 江 雪

高明黎 6:47
李白…朝辞白帝彩云间,千里江陵一日还,两岸猿声啼不住,轻舟已过万重山。。。今天听来,[表情]似乎在要蓑衣[呲牙][得意]

木に子 7:15
小生は 「別の解釈」 に同感
初冬遇时雨 猴子也想披蓑衣 乐游寂山中
于天津 看到北极星 天空晴

还珠格格[表情] 8:39
中学受験俳句冬篇No.11
初時雨 猿も小蓑を ほしげなり

年初雨绵绵 无笠猴狲打寒战 不忍心生怜

@高明黎 李白大概遇上一群猴[偷笑]

高明黎 8:42
@碧空秋水 李白大师就一件蓑衣[呲牙][得意][调皮]

云端 10:31
中学受験俳句冬篇No.11
初時雨 猿も小蓑を ほしげなり

新年初阵雨 猿猴身上湿沥沥 多想披蓑衣

高明黎 18:09
中学受験俳句冬篇No.11
初時雨 猿も小蓑を ほしげなり

七绝 奥之细道纪行…入冬初雨雾遮穹,细道云游耳荡风,寒气袭人惊忽唤,猿猴欲索我蓑篷。

浮雲 18:13
中学受験俳句冬篇No.11
初時雨 猿も小蓑を ほしげなり

雨打蓑衣开,不知中身是谁来,
人与猴同在。

高明黎 18:19
@浮雲 [呲牙][得意]仁兄有道理。猴子淋湿了的样子,和人穿蓑衣差不多![惊讶]

木に子 18:22
@浮雲 兄[强]
[表情]俳句と川柳などの行の格式
* 一句は一行のみ、区切りは半角のスペース。例えば:
閑寂古池旁 青蛙跳入水中央 撲通一聲響
古池碧水深 青蛙“扑通”跃其身 突发一清音

还珠格格[表情] 18:39
@高明黎 高老师又出新花样了[呲牙][强][强][强]

高明黎 19:00
@碧空秋水 [呲牙]无病呻吟…只觉得意境挺好,没事凑一首!

浮雲 19:09
@高明黎 我当时想,人不是都从??子哪儿变过来的吗?哈哈[表情]

中学受験俳句冬篇No.11
初時雨 猿も小蓑を ほしげなり

雨打蓑衣开 不知中身是谁来 人与猴同在

还珠格格[表情] 19:15
@高明黎 诗意相通了[呲牙]



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by li_japan | 2016-12-11 08:47 | 一俳一会(俳句,漢俳) | Comments(0)
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