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★★春俳句お勉強の予定★★

★★春俳句お勉強の予定★★

旧正月の後、2月から4月にわたり、忙しい時期でも有り、3日1句のペースで、「中学受験俳句春篇17句」の他、「『春の俳句』ベスト20!」も一緒に勉強する日程です。
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ご注意:「中学受験俳句春篇17句」の性質上のため、一部の漢字が出ていない。読み方は機械翻訳で、間違いがあるかもしれない。ちなみに、重複する句は8です。


① 中学受験俳句春篇の部

201(三)中学受験俳句春篇No.01
古池や 蛙とびこむ 水の音
【作者】松尾芭蕉
【季/季語】春/蛙
【説明】古池にとつぜんかえるが飛びこんだ。その水音が一瞬あたりの静けさを破ったが、またすぐもとの静けさにもどった。ほんとうに静かだ。「かわず」=かえるの古い言い方。
【発音】古池(ふるいけ)や/蛙(かわず)とびこむ/水(みず)の音(おと)

204(六)中学受験俳句春篇No.02
梅一輪 一輪ほどの あたたかさ
【作者】服部嵐雪
【季/季語】春/梅
【説明】早春、庭の梅がぼつぼつ咲き始めて、その梅が一輪ずつ咲くごとに、気候も日に日にあたたかくなっていく。「ほどの」=ぐらいの。
【発音】梅(うめ)一輪(いちりん)/一(いち)輪(りん)ほどの/あたたかさ

207(二)中学受験俳句春篇No.03
梅が香に のっと日の出る 山路かな
【作者】松尾芭蕉
【季/季語】春/梅
【説明】早春の山道を歩いていると、梅の香りにさそわれるかのように、太陽がのっという感じで顔を出した。春の喜びを味わっている。
【発音】梅(うめ)が香(こ)に/のっと日(ひ)の出(で)る/山路(やまじ)かな

210(五)中学受験俳句春篇No.04
咲きみちて 庭盛り上がる 桜草
【作者】山口青邨
【季/季語】春/桜草
【説明】桜草が、いっせいに咲いて、庭全体が盛り上がっているように見える。春まっさかりのすばらしいようすに感動している。
【発音】咲(さ)きみちて/庭(にわ)盛(も)り上(あ)がる/桜草(さくらそう)

213(一)中学受験俳句春篇No.05
残雪や ごうごうと吹く 松の風
【作者】村上鬼城
【季/季語】春/残雪
【説明】松に当たる風がごうごうと音をたてている。その背景には、残雪をいただいた山が春を待っているようだ。「残雪」=春になっても消えずに残っている雪。
【発音】残雪(ざんせつ)や/ごうごうと吹(ふ)く/松(まつ)の風(かぜ)

216(四)中学受験俳句春篇No.06
島々に 灯をともしけり 春の海
【作者】正岡子規
【季/季語】春/春の海
【説明】おぼろにかすむ春の海に夕やみがせまり、沖の島かげも黒くなり、やがて見えなくなろうとするとき、島々でともす灯火(ともしび)が見え、それが波にゆれていっそう美しい。
【発音】島々(しまじま)に/灯(ひ)をともしけり/春(はる)の海(うみ)

219(日)中学受験俳句春篇No.07
すずめの子 そこのけそこのけ お馬が通る
【作者】小林一茶
【季/季語】春/すずめの子
【説明】道に遊んでいるすずめの子よ、そこを早くのけよ。お馬が通るからあぶない。
【発音】すずめの子(こ)/そこのけそこのけ/お馬(うま)が通(とお)る

222(三)中学受験俳句春篇No.08
菜の花や 月は東に 日は西に
【作者】与謝蕪村
【季/季語】春/菜の花
【説明】菜の花畑が見わたすかぎり広がっている。今まさに春の一日がくれようとして、月が東の空にのぼり、日は西の空にしずもうとしている。
【発音】菜(な)の花(はな)や/月(つき)は東(ひがし)に/日(にち)は西(にし)に

225(六)中学受験俳句春篇No.09
花散るや 耳ふって馬の おとなしき
【作者】村上鬼城
【季/季語】春/花散る
【説明】満開のサクラの木の下に馬がつながれている。散る花びらが耳にふりかかるのを気にすることもなく、おとなしくしている馬のようすがのどかだ。
【発音】花(はな)散(ち)るや/耳(みみ)ふって馬(うま)の/おとなしき

228(二)中学受験俳句春篇No.10
春の海 ひねもすのたり のたりかな
【作者】与謝蕪村
【季/季語】春/春の海
【説明】春の海は、一日中ゆったりとうねっていて、まことにのどかなことだ。「ひねもす」=一日中。
【発音】春(はる)の海(うみ)/ひねもすのたり/のたりかな

303(五)中学受験俳句春篇No.11
赤い椿 白い椿と 落ちにけり
【作者】河東碧梧桐
【季/季語】春/椿
【説明】赤い椿の木の下には赤い椿が、白い椿の下には白い椿が落ちているよ。 
【発音】赤(あか)い椿(つばき)/白(しろ)い椿(つばき)と/落(お)ちにけり

306(一)中学受験俳句春篇No.12
ほろほろと 山吹散るか 滝の音
【作者】松尾芭蕉
【季/季語】春/山吹
【説明】ごうごうと音をたてて落ちる滝のひびきにさそわれるかのように、山吹の花びらがほろほろと散り落ちることだ。 
【発音】ほろほろと/山吹(やまぶき)散(ち)るか/滝(たき)の音(おと)

309(四)中学受験俳句春篇No.13
やせ蛙 負けるな一茶 これにあり
【作者】小林一茶
【季/季語】春/蛙
【説明】かえるがけんかをしている。やせたカエルよ、がんばれ負けるな。おれ(一茶)がここについているぞ。一茶はかえるを自分に見立ててはげましている。
【発音】やせ蛙(かえる)/負(ま)けるな一茶(いっさ)/これにあり

312(日)中学受験俳句春篇No.14
山路きて 何やらゆかし すみれ草
【作者】松尾芭蕉
【季/季語】春/すみれ草
【説明】春の山道を歩いてきて、ふと道のかたわらに目をやると、小さなすみれの花がさいている。その色・形がつつましく何とも心ひかれることだ。「ゆかし」=心が引かれる、おくゆかしい、という意味。
【発音】山路(やまじ)きて/何(なに)やらゆかし/すみれ草(くさ)

315(三)中学受験俳句春篇No.15
雪とけて 村一ぱいの 子どもかな
【作者】小林一茶
【季/季語】春/雪とけて
【説明】春になり、雪がとけて外に出られるようになると、家々から子どもたちがいっせいに飛び出してきて、ゆかいに遊び回る。春になったことの喜びを感じている句。
【発音】雪(ゆき)とけて/村(むら)一(いっ)ぱいの/子(こ)どもかな

318(六)中学受験俳句春篇No.16
若あゆの 二手になりて のぼりけり
【作者】正岡子規
【季/季語】春/若あゆ
【説明】流れの速い瀬を、はつらつとした若あゆが二手に分かれて、列を作ってのぼっていくよ。
【発音】若(わか)あゆの/二(ふた)手(て)になりて/のぼりけり

321(二)中学受験俳句春篇No.17
われと来て 遊べや親の ないすずめ
【作者】小林一茶
【季/季語】春/すずめ
【説明】親のない子すずめよ、私も親のないさびしさは、おまえと同じだ。こっちへ来て、さあいっしょに遊ぼうじゃないか。「われ」=わたし。
【発音】われと来(き)て/遊(あそ)べや親(おや)の/ないすずめ



② 『春の俳句』 ベスト20!の部

324(五)『春の俳句』 ベスト20!の01
鶯や 柳のうしろ 薮の前
【発音】鶯(うぐいす)や 柳(やなぎ)のうしろ 薮(やぶ)の前(まえ)
【作者】松尾芭蕉
【私感】鶯の動きを想起させる、究極の17文字といえるでしょう。

327(一)『春の俳句』 ベスト20!の04
門松や おもへば一夜 三十年
【発音】門松(かどまつ)や おもへば一夜(いちや) 三十(さんじゅう)年(ねん)
【作者】松尾芭蕉
【私感】門松で年を振り返る、万人の共感を呼ぶ句かといえるでしょう。

330(四)『春の俳句』 ベスト20!の05
しばらくは 花の上なる 月夜かな
【発音】しばらくは 花(はな)の上(うえ)なる 月夜(つきよ)かな
【作者】松尾芭蕉
【私感】「花」は一般的に桜と解釈されるかもしれませんが、他の花を想定しても成立するのが俳句の優れている点でしょう。

402(日)『春の俳句』 ベスト20!の07
白梅や ひと日南を あこがれぬ
【発音】白梅(はくばい)や ひと日南(にちなん)を あこがれぬ
【作者】石川啄木
【私感】啄木の作品には、短歌、俳句いずれも忘れがたいものがあります。

405(三)『春の俳句』 ベスト20!の08
笋の うんぷてんぷの 出所かな
【発音】笋(たかんな)の うんぷてんぷの 出所(しゅっしょ)かな
【作者】小林一茶
【私感】「うんぷてんぷ」を使うところが一茶らしさではないでしょうか。

408(六)『春の俳句』 ベスト20!の09
筍や 目黒の美人 ありやなし
【発音】筍(たけのこ)や 目黒(めぐろ)の美人(びじん) ありやなし
【作者】正岡子規
【私感】東京・目黒の「筍飯(たけのこめし)」は、江戸時代からの名物でした。そして、筍を食べると顔のツヤがよくなって、美人になるともいわれていました。

411(二)『春の俳句』 ベスト20!の10
近道へ 出てうれし野の 躑躅かな
【発音】近道(ちかみち)へ 出(で)てうれし野(の)の 躑躅(つつじ)かな
【作者】与謝蕪村
【私感】思いがけず、つつじに巡り合えた嬉しい心情が伝わってきます。

414(五)『春の俳句』 ベスト20!の12
白桃や 莟うるめる 枝の反り
【発音】白桃(はくとう)や 莟(つぼみ)うるめる 枝(えだ)の反(そ)り
【作者】芥川龍之介
【私感】短編の名手・芥川龍之介の句として、忘れがたいものです。

417(一)『春の俳句』 ベスト20!の13
花の雲 鐘は上野か 浅草か
【発音】花(はな)の雲(くも) 鐘(かね)は上野(うえの)か 浅草(あさくさ)か
【作者】松尾芭蕉
【私感】懐かしい地名が含まれていて、とても親近感を覚えます。

420(四)『春の俳句』 ベスト20!の15
春の夜は 桜に明けて しまひけり
【発音】春(はる)の夜(よる)は 桜(さくら)に明(あ)けて しまひけり
【作者】松尾芭蕉
【私感】「春の夜」と「桜」の取り合わせが、いやが上にも情緒を引き出してくれます。

423(日)『春の俳句』 ベスト20!の16
春もやや けしきととのう 月と梅
【発音】春(はる)もやや けしきととのう 月(つき)と梅(うめ)
【作者】松尾芭蕉
【私感】「月」と「梅」の取り合わせの妙を感じます。

426(三)『春の俳句』 ベスト20!の17
百両の 石にもまけぬ つつじ哉
【発音】百(ひゃく)両(りょう)の 石(いし)にもまけぬ つつじ哉()
【作者】小林一茶
【私感】「石にもまけぬ」が一茶らしさ全開です。



③ 中学受験俳句春篇と『春の俳句』 ベスト20!重複の部

『春の俳句』 ベスト20!の02
梅一輪 一輪ほどの あたたかさ
【発音】梅(うめ)一輪(いちりん) 一(いち)輪(りん)ほどの あたたかさ
【作者】服部嵐雪
【私感】「梅」が冬を、「あたたかさ」が春を連想させ、季節が移り変わるころを絶妙にとらえています。

『春の俳句』 ベスト20!の03
梅が香に のっと日の出る 山路かな
【発音】梅(うめ)が香(こう)に のっと日(にち)の出(で)る 山路(やまじ)かな
【作者】松尾芭蕉
【私感】「のっと」が芭蕉ならではの擬態語であり、まず普通には出てこないのではないでしょうか。

『春の俳句』 ベスト20!の06
島々に 灯をともしけり 春の海
【発音】島々(しまじま)に 灯(ひ)をともしけり 春(はる)の海(かい)
【作者】正岡子規
【私感】夕刻の春の海を詠んだものは珍しく感じます。

『春の俳句』 ベスト20!の11
菜の花や 月は東に 日は西に
【発音】菜(な)の花(はな)や 月(つき)は東(ひがし)に 日(にち)は西(にし)に
【作者】与謝蕪村
【私感】名作中の名作、これを越える句があるとしたら…

『春の俳句』 ベスト20!の14
春の海 ひねもすのたり のたりかな
【発音】春(はる)の海(うみ) ひねもすのたり のたりかな
【作者】与謝蕪村
【私感】「のたり のたり」の繰り返しが、これ以上なく春らしさを醸し出しています。これも、普通には出てこない擬態語と感心してしまいます。

『春の俳句』 ベスト20!の18
古池や 蛙とびこむ 水の音
【発音】古池(ふるいけ)や 蛙(かえる)とびこむ 水(みず)の音(おと)
【作者】松尾芭蕉
【私感】俳句の代名詞的な存在で、驚異的な作品です。

『春の俳句』 ベスト20!の19
ほろほろと 山吹散るか 滝の音
【発音】ほろほろと 山吹(やまぶき)散(ち)るか 滝(たき)の音(おと)
【作者】松尾芭蕉
【私感】「ほろほろ」の表現が、才ある人ならではといえるでしょう。

『春の俳句』 ベスト20!の20
山路きて 何やらゆかし すみれ草
【発音】山路(やまじ)きて 何(なに)やらゆかし すみれ草(そう)
【作者】松尾芭蕉
【私感】何でもない句に思えて、つくろうとしてもつくれない存在ではないでしょうか。





以下は旧案
春俳句お勉強の予定

旧正月のお休みの後、2月と3月にわたり、忙しい時期でも有り、2日1句のペースで、「中学受験俳句春篇17句」の他、「『春の俳句』ベスト20!」も一緒に勉強する日程です。
読み方は機械翻訳で、間違いがあるかもしれないので、ご注意を。
ちなみに、重複する句は8句である。

① 中学受験俳句春篇の部

201(三)中学受験俳句春篇No.01
古池や 蛙とびこむ 水の音
【作者】松尾芭蕉
【季/季語】春/蛙
【説明】古池にとつぜんかえるが飛びこんだ。その水音が一瞬あたりの静けさを破ったが、またすぐもとの静けさにもどった。ほんとうに静かだ。「かわず」=かえるの古い言い方。
【発音】古池(ふるいけ)や/蛙(かわず)とびこむ/水(みず)の音(おと)

203(五)中学受験俳句春篇No.02
梅一輪 一輪ほどの あたたかさ
【作者】服部嵐雪
【季/季語】春/梅
【説明】早春、庭の梅がぼつぼつ咲き始めて、その梅が一輪ずつ咲くごとに、気候も日に日にあたたかくなっていく。「ほどの」=ぐらいの。
【発音】梅(うめ)一輪(いちりん)/一(いち)輪(りん)ほどの/あたたかさ

205(日)中学受験俳句春篇No.03
梅が香に のっと日の出る 山路かな
【作者】松尾芭蕉
【季/季語】春/梅
【説明】早春の山道を歩いていると、梅の香りにさそわれるかのように、太陽がのっという感じで顔を出した。春の喜びを味わっている。
【発音】梅(うめ)が香(こ)に/のっと日(ひ)の出(で)る/山路(やまじ)かな

207(二)中学受験俳句春篇No.04
咲きみちて 庭盛り上がる 桜草
【作者】山口青邨
【季/季語】春/桜草
【説明】桜草が、いっせいに咲いて、庭全体が盛り上がっているように見える。春まっさかりのすばらしいようすに感動している。
【発音】咲(さ)きみちて/庭(にわ)盛(も)り上(あ)がる/桜草(さくらそう)

209(四)中学受験俳句春篇No.05
残雪や ごうごうと吹く 松の風
【作者】村上鬼城
【季/季語】春/残雪
【説明】松に当たる風がごうごうと音をたてている。その背景には、残雪をいただいた山が春を待っているようだ。「残雪」=春になっても消えずに残っている雪。
【発音】残雪(ざんせつ)や/ごうごうと吹(ふ)く/松(まつ)の風(かぜ)

211(六)中学受験俳句春篇No.06
島々に 灯をともしけり 春の海
【作者】正岡子規
【季/季語】春/春の海
【説明】おぼろにかすむ春の海に夕やみがせまり、沖の島かげも黒くなり、やがて見えなくなろうとするとき、島々でともす灯火(ともしび)が見え、それが波にゆれていっそう美しい。
【発音】島々(しまじま)に/灯(ひ)をともしけり/春(はる)の海(うみ)

213(一)中学受験俳句春篇No.07
すずめの子 そこのけそこのけ お馬が通る
【作者】小林一茶
【季/季語】春/すずめの子
【説明】道に遊んでいるすずめの子よ、そこを早くのけよ。お馬が通るからあぶない。
【発音】すずめの子(こ)/そこのけそこのけ/お馬(うま)が通(とお)る

215(三)中学受験俳句春篇No.08
菜の花や 月は東に 日は西に
【作者】与謝蕪村
【季/季語】春/菜の花
【説明】菜の花畑が見わたすかぎり広がっている。今まさに春の一日がくれようとして、月が東の空にのぼり、日は西の空にしずもうとしている。
【発音】菜(な)の花(はな)や/月(つき)は東(ひがし)に/日(にち)は西(にし)に

217(五)中学受験俳句春篇No.09
花散るや 耳ふって馬の おとなしき
【作者】村上鬼城
【季/季語】春/花散る
【説明】満開のサクラの木の下に馬がつながれている。散る花びらが耳にふりかかるのを気にすることもなく、おとなしくしている馬のようすがのどかだ。
【発音】花(はな)散(ち)るや/耳(みみ)ふって馬(うま)の/おとなしき

219(日)中学受験俳句春篇No.10
春の海 ひねもすのたり のたりかな
【作者】与謝蕪村
【季/季語】春/春の海
【説明】春の海は、一日中ゆったりとうねっていて、まことにのどかなことだ。「ひねもす」=一日中。
【発音】春(はる)の海(うみ)/ひねもすのたり/のたりかな

221(二)中学受験俳句春篇No.11
赤い椿 白い椿と 落ちにけり
【作者】河東碧梧桐
【季/季語】春/椿
【説明】赤い椿の木の下には赤い椿が、白い椿の下には白い椿が落ちているよ。 
【発音】赤(あか)い椿(つばき)/白(しろ)い椿(つばき)と/落(お)ちにけり

223(四)中学受験俳句春篇No.12
ほろほろと 山吹散るか 滝の音
【作者】松尾芭蕉
【季/季語】春/山吹
【説明】ごうごうと音をたてて落ちる滝のひびきにさそわれるかのように、山吹の花びらがほろほろと散り落ちることだ。 
【発音】ほろほろと/山吹(やまぶき)散(ち)るか/滝(たき)の音(おと)

225(六)中学受験俳句春篇No.13
やせ蛙 負けるな一茶 これにあり
【作者】小林一茶
【季/季語】春/蛙
【説明】かえるがけんかをしている。やせたカエルよ、がんばれ負けるな。おれ(一茶)がここについているぞ。一茶はかえるを自分に見立ててはげましている。
【発音】やせ蛙(かえる)/負(ま)けるな一茶(いっさ)/これにあり

227(一)中学受験俳句春篇No.14
山路きて 何やらゆかし すみれ草
【作者】松尾芭蕉
【季/季語】春/すみれ草
【説明】春の山道を歩いてきて、ふと道のかたわらに目をやると、小さなすみれの花がさいている。その色・形がつつましく何とも心ひかれることだ。「ゆかし」=心が引かれる、おくゆかしい、という意味。
【発音】山路(やまじ)きて/何(なに)やらゆかし/すみれ草(くさ)

301(三)中学受験俳句春篇No.15
雪とけて 村一ぱいの 子どもかな
【作者】小林一茶
【季/季語】春/雪とけて
【説明】春になり、雪がとけて外に出られるようになると、家々から子どもたちがいっせいに飛び出してきて、ゆかいに遊び回る。春になったことの喜びを感じている句。
【発音】雪(ゆき)とけて/村(むら)一(いっ)ぱいの/子(こ)どもかな

303(五)中学受験俳句春篇No.16
若あゆの 二手になりて のぼりけり
【作者】正岡子規
【季/季語】春/若あゆ
【説明】流れの速い瀬を、はつらつとした若あゆが二手に分かれて、列を作ってのぼっていくよ。
【発音】若(わか)あゆの/二(ふた)手(て)になりて/のぼりけり

305(日)中学受験俳句春篇No.17
われと来て 遊べや親の ないすずめ
【作者】小林一茶
【季/季語】春/すずめ
【説明】親のない子すずめよ、私も親のないさびしさは、おまえと同じだ。こっちへ来て、さあいっしょに遊ぼうじゃないか。「われ」=わたし。
【発音】われと来(き)て/遊(あそ)べや親(おや)の/ないすずめ

② 『春の俳句』 ベスト20!の部

307(二)『春の俳句』 ベスト20!の01
鶯や 柳のうしろ 薮の前
【発音】鶯(うぐいす)や 柳(やなぎ)のうしろ 薮(やぶ)の前(まえ)
【作者】松尾芭蕉
【私感】鶯の動きを想起させる、究極の17文字といえるでしょう。

309(四)『春の俳句』 ベスト20!の04
門松や おもへば一夜 三十年
【発音】門松(かどまつ)や おもへば一夜(いちや) 三十(さんじゅう)年(ねん)
【作者】松尾芭蕉
【私感】門松で年を振り返る、万人の共感を呼ぶ句かといえるでしょう。

311(六)『春の俳句』 ベスト20!の05
しばらくは 花の上なる 月夜かな
【発音】しばらくは 花(はな)の上(うえ)なる 月夜(つきよ)かな
【作者】松尾芭蕉
【私感】「花」は一般的に桜と解釈されるかもしれませんが、他の花を想定しても成立するのが俳句の優れている点でしょう。

313(一)『春の俳句』 ベスト20!の07
白梅や ひと日南を あこがれぬ
【発音】白梅(はくばい)や ひと日南(にちなん)を あこがれぬ
【作者】石川啄木
【私感】啄木の作品には、短歌、俳句いずれも忘れがたいものがあります。

315(三)『春の俳句』 ベスト20!の08
笋の うんぷてんぷの 出所かな
【発音】笋(たかんな)の うんぷてんぷの 出所(しゅっしょ)かな
【作者】小林一茶
【私感】「うんぷてんぷ」を使うところが一茶らしさではないでしょうか。

317(五)『春の俳句』 ベスト20!の09
筍や 目黒の美人 ありやなし
【発音】筍(たけのこ)や 目黒(めぐろ)の美人(びじん) ありやなし
【作者】正岡子規
【私感】東京・目黒の「筍飯(たけのこめし)」は、江戸時代からの名物でした。そして、筍を食べると顔のツヤがよくなって、美人になるともいわれていました。

319(日)『春の俳句』 ベスト20!の10
近道へ 出てうれし野の 躑躅かな
【発音】近道(ちかみち)へ 出(で)てうれし野(の)の 躑躅(つつじ)かな
【作者】与謝蕪村
【私感】思いがけず、つつじに巡り合えた嬉しい心情が伝わってきます。

321(二)『春の俳句』 ベスト20!の12
白桃や 莟うるめる 枝の反り
【発音】白桃(はくとう)や 莟(つぼみ)うるめる 枝(えだ)の反(そ)り
【作者】芥川龍之介
【私感】短編の名手・芥川龍之介の句として、忘れがたいものです。

323(四)『春の俳句』 ベスト20!の13
花の雲 鐘は上野か 浅草か
【発音】花(はな)の雲(くも) 鐘(かね)は上野(うえの)か 浅草(あさくさ)か
【作者】松尾芭蕉
【私感】懐かしい地名が含まれていて、とても親近感を覚えます。

325(六)『春の俳句』 ベスト20!の15
春の夜は 桜に明けて しまひけり
【発音】春(はる)の夜(よる)は 桜(さくら)に明(あ)けて しまひけり
【作者】松尾芭蕉
【私感】「春の夜」と「桜」の取り合わせが、いやが上にも情緒を引き出してくれます。

327(一)『春の俳句』 ベスト20!の16
春もやや けしきととのう 月と梅
【発音】春(はる)もやや けしきととのう 月(つき)と梅(うめ)
【作者】松尾芭蕉
【私感】「月」と「梅」の取り合わせの妙を感じます。

329(三)『春の俳句』 ベスト20!の17
百両の 石にもまけぬ つつじ哉
【発音】百(ひゃく)両(りょう)の 石(いし)にもまけぬ つつじ哉()
【作者】小林一茶
【私感】「石にもまけぬ」が一茶らしさ全開です。



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by li_japan | 2017-02-03 20:06 | 一俳一会(俳句,漢俳) | Comments(0)
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