ご紹介を預かりました日本山西同郷会代表の
こにしこと李と申します。
まず、お忙しい中、
名館会と当会の共同親睦会ご参加してくださった皆さまに厚く御礼を申し上げたいと思います。
首先,我要向大家介绍一下前来参加这次聚会的中国大使馆的父母官们。这位是于淑媛参事官兼总领事、这位是专门管理華僑事务的李輝一等秘書官兼領事官、这位是在大使馆工作的山西大哥陳三虎警務連絡官、这位是山西二哥田継春一等秘書官兼領事官。您们在百忙之中、特地前来参加我们和名馆会的共同联欢交流会,我代表日本山西同乡会和名馆会向您们表示衷心的感谢。
特に中国大使館の貴賓の皆さまを紹介したいと思います。この方は中国大使館于淑媛参事官兼总领事でございます。次は専ら華僑事務担当の李輝一等秘書官兼領事官でございます。また、中国大使館で勤務している「山西大哥」陳三虎警務連絡官でございます。最後は「山西二哥」田継春一等秘書官兼領事官でございます。どうぞよろしくお願いします。
私は昭和31年山西の太原で生まれ、1985年2月に留学生として来日し、1999年日本の法務大臣より永住者資格を頂き華僑になり、同じく99年に経済企画庁、今の内閣府の認証を得て、総理大臣管轄のNPO法人を立ち上げた日本新華僑である。名前はこにしで、本名は李です。
なんで「木子李」が「こにし」になるか、李の上の「木」が「こ」と読め、下の「子」は「し」と読めます。それじゃ、「にはどこにあるか」とよく聞かれる。私は逆に聞きたい。「井上」の「の」はどこにあるの?同じでは?
中国人にもご存知ない方が多いかもしれませんが、山西と日本は地理的に似ています。日本は太平洋の中にある島国であり、山西は大陸の中にある「島国」である。山西の地形図を見れば分かるが、西側と南側が黄河、北側が北岳恒山、東側が太行山。今は汽車や飛行機、最近高速道路で越えられるが、昔は人力で越えられなかった。こういった地理的な共通点から、長い歴史の中、山西人と日本人が似ている考え方が形成されてきたわけであります。
もう1つ、皆さんがご存知のすくないことを申し上げたいと思います。それは世界の至る所に華僑華人が居る、また、華僑華人の到る所に関帝廟が有ることである。たとえば、横浜の中華街も、神戸の中華街も、様々の中華料理屋や飲み屋の中にも奉られている。私が店でお金を払う際、よく店の人に聞く、「あそこ奉られているのは誰?」、ほとんど「知らない」で返ってくる。
日本ではすべての人が死んだら神になれるが、実在の中国人が神になったのは2人しかおりません。
1人は山東人の孔子が学問の神様として、もう1人は山西人の関羽が金儲けの神様となっている。
多くの日本人が三国誌の関羽をよく知っているが、関帝廟の中にいる人も関羽であることにはあまり知られていないようです。
どうして世界中の華僑華人が三国誌の武将である関羽を金儲けの神様にしたの?
それは、関羽帝の忠実さにある。忠誠心が強く、ずるい事はしない、表に出たがらない、こつこつ真面目にやる。それで信用される。また、結果的には、この信用が金儲けにつながっていくだけではなく、金で買えないものにも手に入れるかもしれない。これは山西人の精神であり、これは日本人の精神でもある。
かつて晋商が中国の金融を数百年支配したし、今は日本が世界の経済の大きな部分を支配している。
もちろん、山西や中国が日本等の先進国と違う所もたくさんある。たとえば、この間、欧州で話題になった話しがあり、ある山西人が自分の父の父の父・・・、何代目か私がよく覚えていないが、自分の父輩のため、品物の取引金を支払った。大ニュースになった。どうして?日本では人を殺しても15年で時効になる。また、60年前の戦争も誰も知らない、父たち、爺ちゃんたちのことである、自分とは関係ないこと。中国人には法制概念がまだまだ浸透していないし、時効ということも分からない。数千年前の旧帳が今も清算できていない。私たちが爺ちゃん婆ちゃんから色々と教われたが、日本の爺ちゃん婆ちゃんが子供に戦争のことを隠し続いているだけではなく、子供に必要な知識もあまり教えていないようである。これらの違いを乗り越えないと、本当の両国の間の理解も生まれないし、友好も単なる特権の代名詞に過ぎない、と私が強く思う。
名館会は日本人の組織、山西会は在日華僑華人の組織である。両会の母体とも内閣府認証、総理大臣管轄のNPO法人である。今日は私たち両会の結婚式ではなりませんが、そのお見合いではないかと感じておる。当会の2人大将理事がすでに名館会の理事に成り、先日、二人の案内で私が名館会に表敬訪問し、最近、名館会の松下専務も当会の理事なった。これから「山西」という共同のキーワードで協力していけたら良いなと思っております。
関羽の精神を継承している私たち山西人が日本を好きだから日本に居る、日本の主流社会に溶け込みたい、日本人の皆さんと仲良く生活していきたいので、ぜひ名館会の日本人の皆さんに、なにどうぞよろしくご指導ご鞭撻を頂くようお願い申し上げます。