東京芸術劇場で
トラットリア メトロポリターナ [イタリア料理]のあと、
雲南省京劇院初来日公演 京劇2006
世界各国で数多くの公演を行ってきた雲南省京劇院による、独創的で芸術性豊かなステージをお楽しみ下さい。
京劇院のある省都・昆明市は海抜約2000mにあり、この高地で毎日肉体を鍛錬した役者たちの技は極めて研ぎ澄まされています。また、京劇女優の演技の発展に寄与した前院長である故・関粛霜(かんしゅくそう)の衣鉢を継ぎ、女性が主役の鮮やかな舞台は必見。
演目は、真っ暗闇という想定の中で白い衣裳と黒い衣裳の二人の男が戦う洗練された立ち回りの逸品「三岔口(さんちゃこう)」、「水滸伝」のエピソードから好いた男を道連れにしようと黄泉路を辿ってくる女の魂を描く可笑しくも哀しい味のある「活捉(かっそく)」、武器を使った激しい立ち回りの集団技が冴える関粛霜の十八番だった「盗庫銀(とうこぎん)」と、京劇の様々な特色が楽しめる4作品です。
【上演演目】日本語字幕あり
《三岔口》((さんちゃこう、「楊家将演義」より)
流刑に処せられ護送中の武将・焦賛の身を守るため、任堂恵は密かに後を追う。道中にある旅館の主人・劉利華に焦賛の行方を尋ねる。焦賛をかくまっていた劉は知らないと言い張り、任のことを焦賛を殺しにきたスパイだと誤解し、二人は闇の中で格闘となる。
《活捉》(かっそく、「水滸伝」より)
宋江の妾・エン・シャッコウは張文遠と密通を重ねたことから宋江に殺された。エン・シャッコウは張文遠に未練を残し成仏できず、ある夜、張文遠の家を訪ね、張文遠を道連れにして黄泉の世界へ旅立つ。
《盗庫銀》(とうこぎん、「白蛇伝」より)
白蛇の化身・白娘子と許仙は民に尽くそうと薬屋を開業しようとしたが元手がなかった。そこで、民の富を貪り銀を溜め込んでいる長官の金倉へ、妹分で青蛇の化身・青児と5人の妖怪を遣わしてその銀を盗もうとする。
《拾玉[金蜀]》(しゅうぎょくしょく)
以上の中から3演目を上演しますので、今日は無し。